顧客目線が大切なSEの起業

あまりビジネスに明るくないSEが技術力と発想力を武器にして起業しようとすると、失敗することがよくあります。
企業を起ち上げるときに重要なのは、自分が納得できる魅力的な技術やシステム、サービスなどを作り上げることではなく、顧客が納得して利用してくれるものを生み出すことです。
このような顧客目線を持つことができているかどうかによって、起業して利益を生み出していけるかどうかが左右されます。

まずは顧客となるターゲット層を決めることから始まり、そのターゲット層の分析を行ってどのようなニーズがあるかを確認しなければなりません。
そして、そのニーズに合ったプロダクトを考案して実現することにより、利益を上げられるようになるでしょう。
このようなマーケティングの視点を持たずに事業を起ち上げようとしてしまうと、自己満足を優先したプロダクトばかりを作ってしまって赤字経営になってしまいがちです。
十分にマーケティングを学び、市場調査を行った上でどのような事業を行うかを考えることが欠かせません。

起業する前に、確かなビジネスモデルができているかをコンサルティング会社に相談して確認してみるのも良いでしょう。
プロの視点からも確かに利益を上げられる仕組みができていると認めてもらえれば、心配は少なくなります。
マーケティングについて勉強したことのないSEは多いため、顧客目線を持てずに苦労してしまうことは珍しくありません。
起業のための基礎としてよく学んでおきましょう。